イノベーションへの解、実践編

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<amazon>4798116734</amazon> クレイトン・クリステンセンらによる「破壊的イノベーション」の実践方法。 ワークシートはhttp://www.innosight.com/resources/

顧客の要望を聞いているだけで、成長は確保されると考える人たちがいる。しかしそのアプローチには2つの危険がある。一つは顧客でないひとたちを無視してしまう可能性。もう一つは顧客にとって過剰な製品を作り出してしまう可能性だ。

イノベーションの為に大切な事[編集]

非消費者を見つけることが重要。 例えばケーブルテレビが90%のシェアを持っていても、テレビの前にいない時には「非消費者」である。 このように「人間」をデモグラフィーで区切ってしまうと、非消費者を見つける事は難しくなるかもしれない。 クリステンセンはデモグラフィーの代わりに「用事」に注目する事を推奨している。

また、今の機能が「高過ぎる」「多機能すぎて使えない」「専門知識がない」などは、すべて非消費者を作る障壁になる。つまり破壊的イノベーションにとってはチャンスだといえる。

また、これまで投入したコスト(埋没費用)を考えると、身動きがとれなくなる場合も。 みんなが魅力的だと考えている市場は競争が過当になりがちだ。誰もが見向きもしない市場を努力してさがすことも重要なのだ。

このように今までの常識は「破壊的イノベーション」を妨げる可能性がある。

初期の伸び率から将来の伸び率が予測できる[編集]

代替曲線を利用

イノベーションを募る場合に行わなければならないステップ[編集]

  • アイディアの善し悪しを判断できることはまれ。
  • 共通言語を確立する。
  • アイディアにフィードバックを与える。

最初の段階では網羅的な発想が大切だ。このためには幅広いアイディアを得る必要がある。しかしアイディアを得るだけではだめで、そのあとのコミュニケーションと実行が伴わなければ、継続的なアイディア創出にはつながらないだろう。人は知らないことに対しては消極的になりがちだ。このため分析過剰状態に陥ることもある。また、批判的になったほうが有能に見える場合もある。できれば細かく失敗しながら、前に進めるようなやり方を取った方がよいだろう。

戦略的ステップ[編集]

大きな企業は、それに見合った新規事業を作ろうと最初から大きな賭けに出てしまう場合がある。しかし前例のない状態ではこれは危険な賭けである。 クリステンセンのおすすめは「学習と挑戦のための中間地点」を踏む事だ。最初の戦略は仮説に過ぎないのだ。 また学習段階では「できるだけ安価に実行できる実験」を積み重ねることも重要だ。例えばフォーカスグループを作ったり、プロトタイプを見せたり、テスト市場で実験的に販売するなどの方法が考えられる。 この時期にはまだ経験が十分蓄積できていないのだから「より多くの仮説を立案する」ことが重要だ。

失敗を認めない文化[編集]

シックス・シグマやカンバン方式はできるだけムダを省くための技術だ。これを創発の初期段階にある企業に当てはめると問題を引き起こす。 この段階で「失敗しない」ことは不可能だからだ。失敗を恐れる人が取りうる戦略は次の2つだろう。一つは今まで慣れ親しんだことをやり続ける事。もう一つは何もしないことだ。

それではどのような人たちが向いているのだろうか。それはプロジェクトごとに異なる。一つのアプローチはどんな失敗が予想できるかを洗い出し、それに似たような失敗をした人たちを集めるというやり方だ。これを経験の学校と呼んでいる。

クリステンセンは、「イノベーション」のための専業のスタッフを少数置いた方が、3Mのような研究者が自分の時間をすこしづつ割り振ってイノベーション活動を行うよりも効果的だとしている。

発明する会社は高収益か[編集]

アメリカで最も研究予算が多い会社はフォードだそうだ。またIBMの特許数は他者を凌駕する。しかしフォードが優れたイノベーターであるかどうかには疑問符が付く。つまり発明の数とイノベイティブであることには関係がないのだ。