-

使い捨てられる若者たち

提供:Hidezumi's Mediawiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

<amazon>4000014005</amazon> アメリカの若年労働者も差別を受けている。10代の若者たちはいずれ社会に出てそれぞれの仕事を見つけるだろうからといった理由であまり保護されない。また、労働者自体も権利意識が稀薄だ。タノックはそうした労働者にインタビューを行ない一冊の本にまとめた。フリーランスの人たちも同じような立場にありこちらはダニエル・ピンクが「フリーエージェント社会の到来」という本でまとめている。

大筋語られる所は日本のバイトと違わない。

  • マネージャーは「バイトの人たちはアホ』だと考えている。
  • 年を取った人は昔の徒弟制度を懐かしく思い、若者は甘えていると批判する。

なので保護は進まない。社内いじめも存在する。

日本と大きく異なるのは、いろいろな人種で構成されているので言語的な問題が差別に発展する可能性があることと、労働組合の役割のようだ。個人主義的な傾向があり、集団で交渉して構造的な問題を解決するよりも、個々の紛争に労働組合の力を借りたいと考える人が多い。また、労働組合費用は高いため、医療費(出てくる事例では、子供の病気で10万ドルかかったりする)が必要になった時はじめて労働組合が役に立ったと考える人が登場する。

アメリカは首切りが簡単だというイメージがあったのだが、労働組合に加盟している労働者は首切りが行いにくいそうだ。