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「みんなの意見」は案外正しい

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<amazon>4047915068</amazon> 一人ひとりはいい人なのに、集団になるととんでもない行動をとる。これを群集心理と言ったりする。故にばらばらな群衆はダメなものだとされがちだ。

しかし一方推測したり、新しいソリューションを考えだすためには、多様な意見を持った集団の方が、一人の考えよりもよいことが多い。

  • 認知(答えがある)
  • 調整(共通の目的がある)
  • 協調(利益がぶつかる可能性がある)

よりよりシステムは次のようなものだ。

  • 多様な集団が解決策を探索する。
    • それぞれのエージェントがそこそこの信頼性を持っている。
    • お互いに独立していて、自分の持っている情報に基づいて判断を下している。
  • ここから候補となるソリューションが導きだされる。
  • 最終的な解答が得られる。

多様性がないと、集団思考(アーヴィング・ジャニス)に陥る可能性がある。集団極性化という、極端な意見に偏る現象が見られる。

もしくは、バブルに見られるような情報カスケードという状態が起こる。これは信頼性の低い情報にメンバーが煽動されてしまうからだ。