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自我同一性

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<amazon>B000JA1REY</amazon> 我々は、アイデンティティをいろいろな使い方をする。

自我同一性というのだが、エリクソンによると「自我が特定の枠組みの中で定義される自我に発達しつつあるという確信」だという。

特定の枠組みと定義される社会がなければアイデンティティもないという考え方だ。

これにアメリカ流の解釈が加わり、社会とは関係なく自我が成立するという神話が生まれるわけだが、エリクソンはそんなことは言っていなかったのである。

思い込みって恐ろしいですね。

エリクソン自身は臨床の人だという認識があったようで、理論的にはいろいろ解釈が可能なようだ。 訳者小此木氏の解説も面白い。