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永井均
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なぜ人を殺してはいけないのか
徹底的に個人を見る永井に対して、私と私たちが一体になっている小泉の戦い。また、小泉は体系的に永井のポジションを理解したいようだが、永井には位置づけ論に興味がない。
- 永井は「つまり私は、人を殺してはならないという社会規範を一般的には破壊することによってのみ、その社会規範を自らに受け入れることができる。」と主張する。
- 一方、小泉は「他人が洒落た回答をしなかったら、他社が応答することすらできなかったら、あなたはどうするつもりか」と反論する。
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<子ども>のための哲学
自分自身がほんとうに納得できるまで、決して手放さないこと。
哲学には4つの段階がある。子ども以外は、よいものを求める。
- 子ども:存在についての疑問。取り立てて何も求めない。
- 青年:いかに生きるか。
- 中年:世の中をどうするか。
- 老人:無
反論の多くは「何らかのポジションを求めようとしている」と思い込む。 思想はすでに考えられてしまったことである。哲学している間、すべての思考は残骸にすぎない。
道徳的根拠を凌駕するようなもっと強い動機を持った人が、いっぺん道徳を考慮した上で棄却すれば、その時点で道徳は手詰まりになってしまう。